青森県弘前市の医療コンサルティング会社「マトリクス」は、4/6から「次亜塩素酸水」の販売を始めます。
次亜塩素酸水は、インフルエンザウイルス・ノロウイルスの不活性化に高い効果があり、コロナウイルス対策としても期待を集めています。
また、次亜塩素酸水は「次亜塩素酸ナトリウム」とは違い、人体や金属への影響が少なく、有機物に触れると水になる性質があります。
安全性が高く、手や指の消毒・食器や衣服の滅菌にも使うことができます。
同社の担当者によると「空間に噴霧することで除菌・消臭効果にも期待できる」「ウイルスの感染予防や消毒用に販売する」とのことです。
次亜塩素酸水の原料は水と食塩で、電気分解することで次亜塩素酸水が作成されます。
次亜塩素酸水は、厚生労働省から食品添加物としても認められており、食品工場では野菜の除菌洗浄などに用いられています。
同社が販売する次亜塩素酸水の消費期限は約1カ月。
スプレーするだけでなく、加湿器による噴霧にも使うことができます。噴霧する場合は加熱式以外の加湿器を使用します。
同社では、「消毒用アルコールも品薄になりつつあるなか、消毒用アルコールより生産コストが安く、使用したマスクの除菌にも使える」と言います。
同社の次亜塩素酸水は、600ミリリットル入りで価格は800円(容器付き)。地元商店を対象に卸売りにも対応するとしています。
青森県では、4/3に新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認されており、これまでの累計感染者数は11人となっています。
感染者拡大防止のために有効な対策が必要となっており、次亜塩素酸水を使用した除菌・殺菌は、コロナ対策として高い期待が寄せられています。
【動画】青森県で新たに2人の新型コロナ感染を確認|感染者は計11人(2020/4/3)
4/3、青森県は県内で新たに2人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表しました。
青森市の消防士(20代男性)と八戸市の青森労災病院の研修医(20代男性)の二人です。
消防士は3月に千葉県内の大学を卒業し、実家がある青森市に転居したばかり。
研修医は、3月に弘前大学医学部を卒業し、秋田県大館市立総合病院で勤務予定でした。
県内の感染者はこれで合計11人。青森市での感染確認は今回が初めてで、八戸市での感染者は9人目となります。