次亜塩素酸水を作る薬剤師

【北海道大学が実証】次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に有効「ウイルスを瞬時に不活化」

【北海道大学が実証】次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に有効「ウイルスを瞬時に不活化」

北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターと還元水生成器の製造・販売などを手掛けるエナジックインターナショナルは協力し、次亜塩素酸水」に、新型コロナウイルスの感染性を失わせる不活化効果があることを実証しました。

実証実験は同センターの高田礼人教授が実施しました。

新型コロナウイルスを次亜塩素酸水と蒸留水に混ぜ、30秒、1分、5分、10分の反応時間ごとに、感染性を持つウイルスの数を測定しました

次亜塩素酸水は、ph2.7以下、有効塩素濃度40ppmのものを使用。

蒸留水の実験結果

感染性を持つウイルスの数は10分経過後も横ばいで変化はありませんでした。

次亜塩素酸水の実験結果

一方、次亜塩素酸水では、1ミリリットル当たり1千万個以上のウイルスが、30秒で検出限界以下まで減少し、そのまま推移しました。

実験を主導した北海道大の玉城英彦名誉教授は「次亜塩素酸水は新型コロナをほぼ瞬時に不活化している」と指摘。

次亜塩素酸水は、「安全で手に入りやすく、アルコールに比べ皮膚への刺激も少ない。新型コロナの感染予防で、手指用の消毒液として推奨できる」と話しました。

次亜塩素酸水とは?

次亜塩素酸水は、ウイルス・細菌などの除菌・殺菌・消毒効果があり、安全性が高い除菌水です。

キッチンハイターなど塩素系漂白剤の成分である「次亜塩素酸ナトリウム」とは全く別のものです。

次亜塩素酸水は、厚生労働省より食品添加物の認可を受けており、その安全性は保証されています。食品にも使用することができ、カット野菜の洗浄や医療機器の消毒などとしても使われています。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、最近では公共交通機関・ホテル・レストランなどの観光施設で空間除菌にも使われることが増えています。また、全国の自治体で新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、次亜塩素酸水を無料配布する事例が増えています。

次亜塩素酸水はアルコール消毒液と比べ、手荒れなどを引き起こしにくく、人体への影響も少ないのが特徴です。

次亜塩素酸水は赤ちゃん・小さいお子さん・高齢者・ペットがいるご家庭でも安心して使用することができます

安部首相が「次亜塩素酸水」を災害時の避難所などで噴霧活用する可能性に言及

安倍晋三首相は2020/5/7の産経新聞のインタビューで、新型コロナウイルスを克服するために、既成薬の活用やワクチン開発など、あらゆる方策を総動員して迅速に取り組む考えを示しました。

このインタビューの中で首相は、経済産業省が現在、新型コロナウイルスに対する有効性を検証中で、殺菌効果が強いとされる『次亜塩素酸水』を、災害時の避難所などで噴霧活用する可能性にも言及しました。

首相は「その実用化については検討している」と明かしました。

次亜塩素酸水は既に経産省の検証で、A型インフルエンザウイルスに対する有効性が実証されており、中国や韓国、台湾などは日本製品を輸入して新型コロナ対策に利用しています。

次亜塩素酸水を作る薬剤師
最新情報をチェックしよう!